風俗嬢になる前に

※本エントリは性的な表現がほんのちょっぴり含まれます。苦手な方、18歳以下の方はご注意ください。
 
 
 

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先日、友人からこんな嘆きをききました。「大阪にはがない!」
大阪の男性は辛いですね。ソープランドなんて私の住む片田舎から有名所なら神奈川の川崎や北海道のすすきの、東京吉原まで日本中にあるのに。1990年に一斉摘発されて以来、大阪からは消えたようです。
それなら他県もいつ摘発されてもおかしくないってことかしら。
 
 

そもそもソープランドって?

ソープランドは、湯船のある部屋(浴室)で女性従業員(風俗嬢)が、男性客に対し性的なサービスを行う風俗店である。風俗店の中でも性交を含めた至れり尽くせりのサービスを提供するため「風俗の王様」と称される。(Wikipedeiaより引用)
ランドは限りなく黒に近いグレー。本番行為(性交)で金品を受け取るのは売春防止法で禁止されてるけど、はお客さんがあくまでも入浴としてお金を払って、そこで嬢と恋に落ちて~なんていうものすごい設定で容認されてる。摘発されるかどうかは警察さまのご気分次第とか。だから吉原でどこどこのお店が摘発された、なんて話はよく耳にする。
 
「風俗の王様」と呼ばれる通り、ソープは他の性風俗と一線を画します。
ソープ嬢(女性従業員)の賃金は高額で、程度こそあれ月に100万円稼ぐ人もいるそうです。高額な収入を得られる分、その仕事内容は精神的にも肉体的にも過酷です。そりゃそうでしょう、好きでもない初対面の人を相手にするんだから。
 
 
風俗嬢への理解
男性と女性では性風俗に対するイメージが全然違うはず。男性は主に利用する側で実際に風俗嬢と関わるんだから、それがどんだけ大変な仕事なのかほんの少しは分かるかも。でも、風俗嬢は営業スマイルでお出迎えして、疲れなんて顔に出さないだろうから「相手も楽しんでる」って勘違いする男性は多そう。逆に疲れを見せるような子は指名がこないから辞めてくだろうし、残りのプロ意識の高い女性は辛いなんてこと顔に出すわけないから、当然大変さなんて伝わらないよね。
一方女性は風俗嬢の経験がない人が大半だから、同じ女性でも理解するのは難しい。
 
 
風俗嬢への偏見はいいこと?
性風俗風俗で働く=他人からの偏見を覚悟してる?
それはまずない。ほぼ全ての風俗嬢はその素性が誰にもバレないように過ごしてる。源氏名を使い、HPでは顔を隠し、みんな怯えながら暮らしてる。風俗で貯めたお金で整形して、さらに指名を増やして、卒業するときには元の顔にもどして地元に帰る、なんてことまでする人もいる。
でも、その偏見があるがために性風俗への敷居が高くなる。だから一般女性が軽い気持ちで働くことを抑制できているのかもしれない。その方が結局は大多数の女性にとっていいことかもしれない。
 
 
風俗のリスクを考える
近頃は昼職をしながら夜や休日に風俗で働く女性もいる。でも、余程の事情がない限り、性風俗では働くべきじゃないって私は思う。そこには、最悪の場合、妊娠できなくなるっていう大きなリスクが伴うのを覚悟しなきゃいけない。
例えばヘルスなら本番は禁止されているけど、ほとんどのお客さんがそれを要求してくる。ソープなら高級店以外は避妊具(コンドーム)着用が必須だけど生がいいというお客さんもいる。だからそこで働く限り、女性はピルを飲み続け、常に性病をうつされる危険に晒されてる。ピルの副作用は減りつつあるけど、性病は本当に怖い。
性病の怖さを知りたい方はこちら

性病の怖い話 上野クリニック

私は昔、当時付き合ってた人に尖圭コンジローマをうつされたことがあるけど、性病としてはごく一般的なもの。でもすっごく怖かった。ただの一般女性な私ですら簡単に性病になる。風俗は仕事内容自体が、毎日のように男性と枕を共にすることだから、性病感染の危険性は常に伴ってくる。
それに、一度性病になったら、しばらくは出勤できなくなる。 その間の生活費ってどうしてるんだろう……
 
 
結局は自分の身は自分で守る
定期的に性病検査を従業員に義務付けていたり、入店の時点できちんと性病予防教育を行う店もある。でも全てのお店がそういうわけじゃない。結局万一の時に苦しむのは女性自身なんだから、自分の身は自分で守るという強い覚悟が必要ってこと。
 
 
ちなみに性産業で働く女性の引退後を支援する団体があるみたい。

風俗嬢が直面する「40歳の壁」――相談相手のいない女の子たちのリアルを支援団体代表が語る - エキサイトニュース(1/3)

 

あと、こちらは私がよく見てるソープランド求人のサイト。ソープランド求人 らぶぼにーた 

一生懸命働いてる嬢の方には申し訳ないけど、完全に興味本位でのぞいてます。ここのコラム「本当にあった私の体験談」とか「教えてお姉さん」ではソープ嬢の本音がたくさん読めます。ソープランドでこれから働こうと考えてる女性には、ぜひここで知識を蓄えて、本当にそれ以外の選択肢はないのかをじっくり考えてほしいです。